赤柱 マレーハウス香港島最南端に位置する小さな半島。イギリス植民地時代は、香港最大の漁村でした。スタンレーの中国名「赤柱」は、「泥棒の隠れ家」を意味するそうです。また、もう一説として、かつてそこに住む村人たちが、宮廷の重要な官吏になった村人の息子の帰郷を祝うため、そこに赤い柱を立てて迎えた、という説もあります。現在では、当時の漁村から、欧米人の住む高級住宅地となり、美しい街並みとにぎやかな観光地へ様変わりしています。
バス停(赤柱村巴士總站 スタンレービレッジ・バスターミナル)で降り、坂を少し下っていくと、そこから先には、スタンレーマーケットが広がっています。どこのお店も所狭しとたくさんのものが並び、外まで様々な商品があふれ出ています。欧米人好みの雑貨やアクセサリー、中国絵画などがズラリ。また、衣料品もこんなに安いの?と驚いてしまうものがたくさん。特に子供服の種類の多さと価格にはびっくり。さらに、おみやげにもピッタリのリネンやシルク製品やレース、またストールなども驚きの価格で買うことができます。どんなものに出会えるかしら、とワクワクしてきますね。さっそく歩いてみましょう。
海岸に沿って歩いていくと、左手に趣のある建物が見えてきます。こちらは、「マレーハウス」と呼ばれる洋館で、香港に残る西洋建築のなかで、もっとも古いものの一つとされている歴史的な建物です。もとは英国軍将校の住居としてセントラルに1846年に建てられたものですが、戦後、香港政府に譲り渡され、役所として使用されていましたが、傷みが激しくなったため、1982年に取り壊されました。ただ、歴史的にも大変貴重な建築物ですから、資材は大切に保存され、2000年4月7日にスタンレーへ当時の姿のまま再建されました。外観は、ヴィクトリア時代のコロニアル建築に見られる様式で、3階建の美しい洋館です。
現在なかにはレストランと1階に「香港海事物館(Hong Kong Maritime Museum)」があり、歴史的な資料やパネルが展示されています。